歯みがきをサボるとどうなる?(成長期編)
皆さんこんにちは 香川県丸亀市にある大西歯科医院です。
成人になると、お口の状態は子どもの頃とは大きく変わり、「虫歯ができやすい人」と「歯周病が進みやすい人」という、いわば“お口のタイプ”がはっきり分かれるようになります。
これは体質だけでなく、生活リズムや食習慣、ストレスなどさまざまな要因が関係しており、自分がどちらのタイプなのかを知ることが予防の第一歩となります。
虫歯が起こりやすい人・歯周病が進みやすい人の特徴
虫歯が起こりやすいタイプの人は、甘いものを食べる頻度が高かったり、口の中が乾燥しやすかったりと、歯の表面が溶けやすい環境が整ってしまう傾向があります。
唾液が少ないことで歯を守る力が弱まり、短期間で虫歯が進行してしまうことがあります。
一方で、歯周病になりやすいタイプの人は、朝起きたときに口の中がネバついたり、歯ぐきが腫れたり出血したりといったサインが出やすいのが特徴です。ストレスや睡眠不足が続くと免疫が下がり、歯周病が一気に進むことも珍しくありません。
どちらのタイプにも共通して言えるのは、磨き残しが続くと歯垢が集まり、細菌が非常に活動しやすい状態になるということです。
年代によって変わる「お口のリスク」
成長期は、年齢によって起こりやすいトラブルが大きく変わります。
20代では、生活が不規則になりやすく、間食や夜食が増えることで虫歯が増える傾向があります。
30代になると、仕事や育児などの日々の忙しさからストレスや睡眠不足が起こりやすく、歯周病が進みやすい時期に入ります。
40代では、加齢により歯茎が少しずつ下がり始め、これまで隠れていた歯の根元が露出し、知覚過敏や根元の虫歯が増えやすくなります。歯周病の進行が加速する人も少なくありません。
そして50代では、これまでのケアの差が「残っている歯の本数」として現れ始め、今後の生活の質に直結する重要な時期になります。
歯周病は“口だけの問題”ではありません
歯周病はお口の中だけの問題ではなく、全身の健康にも影響します。歯周病菌が血管に入り込むことで動脈硬化を促進したり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めることが分かっています。
また、糖尿病の悪化とも深く関係し、年齢が上がるほど誤嚥性肺炎のリスクも高まります。早い段階でのケアは、お口だけでなく身体全体の健康維持にも繋がります。
今日から始められる大人の予防ケア
では、何をすれば予防に繋がるのでしょうか?
まずは、毎日の歯みがきを丁寧に行うことが基本です。特に成人期は「自分だけでは取り切れない汚れを定期的にプロの力で落とすこと」が効果的です。
定期的なクリーニングは、歯周病や虫歯の発見を早めるだけでなく、自分のお口のタイプに合ったケア方法を知るきっかけにもなります。また、生活リズムの見直しや食習慣の改善、ストレスケアといった、全身の健康につながる取り組みも重要です。
気になるサインがあれば、早めのチェックを
「最近歯ぐきが腫れやすい」「むし歯が繰り返しできる」「年齢とともにお口の調子が変わってきた気がする」そんな変化を感じたら、一度チェックしてみるタイミングかもしれません。
毎日の小さな習慣の積み重ねが、将来の歯を守る大きな力になります。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。


