大西歯科医院は丸亀市の歯科医院です。最先端のインプラント治療で多くの実績と信頼がある歯科医院で審美歯科・入れ歯・義歯・小児歯科などにも対応しています。

歯周病・予防歯科

歯周病・予防歯科

あなたにとって、健康とは何でしょうか?
それは、長生きすること、病気にならないことではないでしょうか。
日本の平均寿命は80歳を超えていて、世界の諸外国と比べてもトップレベルです。
その理由は一つではありませんが、医療技術が高い、保険制度があるため病院にかかりやすい、個々人の健康意識が高いということが挙げられます。
その反面、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間(健康寿命)の平均は約70歳、つまり平均寿命との差『不健康な期間』である期間が約10年もあります。
全身の健康と歯科との関わりはとても深く、お口の中を健康にして病気にならないように予防していくことが、ご自身の健康へと繋がっていきます。

歯周病とは?

歯ぐきの腫れ、出血、口臭が気になる…といった悩みはございませんか?
歯周病は、日本人の約80%の方がかかっていると言われている身近な病気の1つで、細菌の感染によって歯の周りの歯ぐきや歯を支える骨などが溶けてしまいます。
初めのうちは痛みがないため、気付かないうちに進行が進んでしまいます。
日本人の歯を失う原因の第1位が歯周病です。

歯周病の原因と進行

 健康な状態
歯と歯ぐきの間には1~2mm程度の隙間があります。歯ぐきはピンク色で、歯みがきの際に痛みや出血などはありません。

 歯肉炎
歯垢(プラーク)がたまった状態を放置すると、歯ぐきに炎症が起き、2~3mmの隙間ができます。歯ぐきだけが腫れているような状態のため、丁寧な歯みがきをすれば治ります。

 軽度歯周病
歯肉炎をそのまま放置すると、歯ぐきの炎症がひどくなり、歯周病菌が歯と歯ぐきの間から侵入してきます。今までは歯ぐきだけに限られた炎症でしたが、歯の根元付近にまで影響がでて来ます。また膿がでることがあります。しかし、自覚症状はほとんどありません。

 中度歯周病
炎症がさらに拡大し、歯を支える顎の骨の破壊が進んだ状態です。歯と歯ぐきの隙間は4~7mmほどに拡大し、歯がぐらつき始めます。骨が溶けはじめ歯ぐきの色も変色がひどくなります。口臭もあり、歯がういたような感じがあります。
お口の中を清潔にし、必要な部位に歯周外科手術を行います。これにより清掃器具が歯周ポケットに入りやすくなり、奥の方に侵入した細菌を除去することができます。再度検査を行い、状態に改善が見られれば、メインテナンス治療に移行します。

 重度歯周病
この段階まで進むと、歯根を支える骨がほとんど溶けてしまいます。歯周ポケットがかなり深くなり、6mm以上の状態です。歯はぐらつき、歯の根が露出しているため、症状の進行が早くなります。口臭がきつくなり、膿や出血を伴います。歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯石や根面の汚れを除去していきますが、どうしても残すことのできない歯は抜歯を行います。抜歯を行った部位に義歯などを当て、必要な部位には歯周外科手術を行います


歯周病の原因と進行

歯周病の治療

 歯周病検査
歯周検査のプロービング検査についてご説明します。プロービング検査とは歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)に目盛のついたポケット深針(プローブ)という道具を挿入し、深さや出血・歯槽骨の溶け具合を確認することができます。
健康な歯肉には約2ミリ程度の歯槽溝があります。それ以上だと、歯周病の可能性があり、出血があった場合は歯ぐきが炎症を起こしてる可能性があり、歯周ポケットがこれから大きくなる前の状態であるかもしれません。
場合によっては痛みを感じるかもしれませんが、歯周病の進行度を調べる上でとても重要な検査です。もちろん、歯ぐきの状態によっては全く痛みや不快感を伴わない場合もありますのでご安心ください。

 SRP(スケーリングルートプレーニング)
歯科医院で歯石取りをされたことはありますか?
歯石はプラークが石灰化して硬くなったものです。歯垢はブラッシングで落とすことが可能ですが、歯石はブラッシングで落とすことができません。
しかし、歯石をそのままにしてしまうと、その上に歯垢がくっつきやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうのです。
丁寧に歯をみがいていても、歯石はたまってしまいます。そのため、定期的に歯科医院で歯石を除去することが大切です。
この歯石とりは一度に行ってしまうと炎症がひどい方の場合出血してしまうリスクがあるため、数回に分けて行います。
この歯石取りにあたる行為には、スケーリングとルートプレーニングがあります。
それぞれについてご説明します。

 スケーリング
スケーリングとは、歯の表面に形成された歯石を取り除くことです。スケーラーと呼ばれる器具を使用して、主に歯の表面の歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を除去します。最も標準的なのは手で動かすスケーラーでその他にも超音波スケーラーやエアスケーラなどもあります。それぞれ形態によって期待できる効果が異なっています。
また、スケーリングによる処置を施す部位は歯ぐきより上の部分になります。基本的にお口の中に露出している部分に付着した歯石を取り除く時に用いる方法です。
そして、歯ぐきより下の歯石をルートプレーニングで取り除きます。

 ルートプレーニング
ルートプレーニングとは、プラークに含まれる細菌により汚染された歯根の表面を器具を使って滑らかにすることです。ルートプレーニングが必要となるのは、中等度の歯周病の場合です。中等度以上の歯周病になると、歯周ポケットの内部に歯石が溜まっていることが多くあります。お口の中を見たときに見える部分を歯冠といい、その下の歯ぐきの中に埋まっている、見えない部分を歯根と言います。
歯周病が進むと、その歯根が細菌により汚染され、溶けてなくなってしまいます。それを防ぐ為に汚染された歯根の表面に対して器具を使って削り取り、滑らかにする治療を行う必要があるのです。表面をつるつるにすることで、汚れの付着が起こりにくくします。歯石を除去するスケーリングの後に続けて行われます。

 フラップオペレーション
フラップオペレーションとは歯周病治療における外科処置のひとつです。 フラップオペと呼ばれることもあり、歯肉をメスで切開することで、歯根を見える状態にして奥深くに付着した歯石や歯周病菌に感染した歯肉を直接除去したり、骨が吸収してしまった部分の洗浄を行います。そのため、歯石をほぼ完全に取り除くことができるのです。この処置は、主にルートプレーニングではとりきれなかった深い部分の汚れや歯周病菌を取り除くときに行います。

全身疾患との関係性

 骨粗しょう症
骨粗しょう症は、骨の強度が低くなることで骨折しやすくなる病気です。歯周病により歯を失うと、咀嚼能力が低下し、食べ物を消化する力が低下します。その結果、栄養素が不足するため骨粗しょう症をさらに悪化させます。

 糖尿病
糖尿病は血糖値が高い状態が慢性的に続く病気です。歯周病になると血糖値が上昇しやすくなるため糖尿病を悪化させてしまいます。

 心臓病
歯周病が重症化すると細菌による炎症から血の塊ができやすくなり、血管が詰まりやすくなってしまうことで、心筋梗塞や狭心症などを引き起こす可能性が高くなります。

予防歯科の重要性

当院が大切にしている予防歯科とは?
多くの方の歯科医院に通うキッカケは、お口の中に何かの異常を感じたときです。
悪くなってしまったところをそのままにしていても治ることがないため、治療の必要があれば、早期の治療を行います。
しかし、治療のために一度削ってしまうと、もう元の状態に戻ることはありません。
日本人の平均寿命である80歳になった時の残存指数は約8.8本しかありません。治療を繰り返すことで最終的には歯を抜かないといけなかったり、歯周病が進行することによって歯が抜け落ちてしまったり、ご自身の歯を生涯持ち続けることが難しいことが分かります。
「痛くなってから歯科医院に通う」のでは、ご自身の歯を生涯に渡って長持ちさせることができません。
予防歯科とは、何か問題が起こってから治療を行うのではなく、問題が起きる前から予防をしていくことです。
ただ、歯科医院に通えば良いというわけではなく、患者さまと歯科医院が互いに協力し合う必要があります。

予防歯科で行うこと

お口の健康を守るためには、患者さまご自身の日々のケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアが大切です。
日々のケア一つとってみても、歯みがきだけだと思っていませんか?
お口の中の清潔な状態を維持していくためには、それだけでは足りません。むし歯や歯周病をはじめとする病気は、ご自身では気づきにくいものです。
そこで、歯科医院を定期的に受診することで早期発見、予防をしていくことができます。

 お口の中のチェック
レントゲン撮影などで、今のお口の状態について精密な検査を行います。むし歯や歯周病の有無、または進行具合も調べるため、自覚症状がない場合の初期の段階での治療に繋げることができます。ここで病気の早期発見をしておくことで、治療により歯を失わずに済みます。

 ブラッシング指導
毎日のセルフケアこそ、歯を守るために大切な方法です。そのため、間違ったブラッシング方法では汚れが十分に取れていないことや、歯ぐきや歯を傷つけてしまっていることも少なくありません。歯並びやお口の状態には個人差があります。当院では患者さま一人ひとりに合ったブラッシング方法をお教えします。正しい歯みがきで毎日のケアを行い、健康なお口を保つことができます。

 歯科医師、歯科衛生士によるプロフェッショナルケア
歯科医師、歯科衛生士などの専門家が歯と歯の間や奥歯などの磨きにくい場所を専用の器具を用いてクリーニングを行い、歯垢(プラーク)、歯石やバイオフィルム、着色汚れ、ヤニ汚れを落とします。
バイオフィルムは歯磨きでは落とすことのできない細菌の膜。これを落とすことで、むし歯を防ぐ効果があります。また、たばこのヤニ汚れや、着色よごれを取り除き、歯の白さを取り戻し、歯を研磨することで、表面にツヤをだすこともできます。

 フッ素塗布
フッ素は、大人も子どもも行える予防歯科の1つ。ご家庭で使用できる歯磨剤などにフッ素は含まれていますが、濃度が低いため、むし歯予防の効果も低めです。
しかし、当院で扱うフッ素は濃度が高く、予防効果が期待できます。
歯質を強化し、再石灰化を助け、歯の修復を促す効果があります。できはじめのむし歯を修復し、健康な歯を保ってくれる働きもあります。
また、むし歯の活動を抑制する働きもあるため、むし歯になりにくい歯をつくることができます。特に、生えたばかりの乳歯や永久歯はむし歯になりやすく、またフッ素を多く取り込みやすいためフッ素によるむし歯予防はおすすめです。

予防歯科で健康な生活を手に入れませんか?

歯科医院の定期的なメインテナンスは3~4ヶ月に1度受けていただくことをおすすめしています。
むし歯や歯周病になってから歯科医院に通うことを繰り返すより、定期的な受診をしている方の方が健康かつ将来的な費用を抑えることができます。
プロフェッショナルケアでお口の中を健康に保ち、むし歯や歯周病を早期に発見し、対策をしましょう。もちろんご家庭での丁寧なセルフケアは必須です。そのためのサポートも当院で行っています。

いつまでも健康な歯を保ち続けられるように、ご自身やご家族のお口の状態と向き合ってみませんか。

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